【体験記】2018年最新! 北京市内から世界遺産 万里の長城(八達嶺)に電車で迷わずに行く方法[前編]




万里の長城(八達嶺)

2018年最新版! 北京市内から世界文化遺産である万里の長城(八達嶺)に、電車で向かう最短ルートの紹介。(体験日:2018年1月)
 
 

1分で丸分かり 要点3行まとめ

  • 北京市内から一番近い万里の長城(八達嶺)へ電車で移動した体験レポート。感覚としては東京都内23区から箱根に電車で向かうぐらいの手軽さ
  • 以前は北京北駅から万里の長城の最寄りの八達嶺駅までの直通電車(S2線)があったが2016年11月から工事の為閉鎖中(工事期間は約3年間)
  • 2018年1月時点で万里の長城(八達嶺)に電車で行くには、霍营駅(地下鉄8号線/13号線)から隣接する黄土店駅(S2線)へ乗り換え、八達嶺駅まで向かうルートが最短。往復運賃わずか500円!

 
 
 

まずはおさらい。万里の長城とは?

万里の長城(八達嶺) 

万里の長城(ばんりのちょうじょう、中国語: 万里长城)は、中華人民共和国に存在する城壁の遺跡。ユネスコの世界遺産(文化遺産)。現存する人工壁の延長は6,259.6km。
(Wikipediaより抜粋)

 

万里の長城は幾つも観光スポット(入口)がありますが、北京中心部から一番近いのが、「八達嶺長城(はったつれいちょうじょう)/八达岭长城」。

位置関係としては、北京市内から北西に位置しており、中心部から約80kmほどの距離となります。

この八達嶺長城に行くには、半日オプショナルツアーや路線バスで向かう方法もあります。ただ時間の正確さと価格から考えると、電車が一番コストパフォーマンスが良いかと思います。※往復運賃500円程度ととてもリーズナブル。
 
 
 




要注意!北京北駅(S2線)からの電車ルートは現在工事中

北京市内の路線図

こちらが北京市内の路線図。中央にある赤い建物が天安門で、世界遺産の紫禁城(故宮)がある北京の中心部となります。

以前は、地下鉄2/4/13号線の交差駅である西直門駅(せいちょくもんえき)[西直门站/Xizhimen]から隣にある「北京北駅」(S2線)に乗り継ぎ、そこから八達嶺駅まで向かうことができました。
※路線図内左の赤枠で囲んであるのが西直門駅となります。またこの路線図にはS2線(北京北駅)の表示はありません。

 
 
 

北京北駅の外観

S2線の始発駅であった北京北駅の外観。
 
 
 

閉鎖

2016年11月から2022年北京冬季オリンピックに向けたインフラ工事の為に、閉鎖となっています。※工事期間は約3年程度の予定のようです。

ちなみに、私を含め工事中を知らない旅行客が結構いるようで、この注意書きの傍には中国人のタクシーの客引きが待ち構えていたりします。スマホで中国語→英語の翻訳文章を見せて、万里の長城までタクシーで行かないか誘われます。私があった客引きは中年男性で害のない感じでしたが、大分しつこく勧誘してきます。
 
 
 

目指すはS2線始発駅の黄土店駅へ

北京市内の路線図

2018年1月時点で万里の長城(八達嶺)に電車で行くには、霍营駅(地下鉄8号線/13号線)から黄土店駅(S2線)へ乗り換え、八達嶺駅まで向かうルートが最短だと思われます。
※路線図内上の赤枠で囲んでいる部分が霍营駅。

 
 
 

まずは霍营駅

今回は、西直門駅から地下鉄13号線を使って、まずは霍营駅を目指します。
 
 
 

約20分程度

西直門駅から霍营駅へは電車で約20分程度ぐらいの道のりです。

ちなみに運賃は5元(約90円)と激安。(日本以外のアジア諸国の電車は国営・公営が多く、運賃が大分低く抑えられているようです。)
 
 
 

霍营駅に到着

霍营駅に到着。黄土店駅(S2線)は駅の右下、赤い枠線部分で示したところに位置しています。もより出口は「G4」出口となります。
 
 
 

S2線黄土店駅(黄土店站)の案内

S2線黄土店駅(黄土店站)の案内に従い「G4」出口を目指して移動します。
 
 
 

時刻表

地上「G4」出口を出たところにある時刻表(2018年1月現在)。曜日によって時刻がことなります。

なお、ここでもタクシーの客引きが待ち構えていました。

時刻表の時刻を指し示し、「今度の電車は満席。その次の列車は二時間後だからタクシーを利用しないか?」といった内容で誘ってきますので注意が必要です。
 
 
 

黄土店駅(S2線)の案内

入口を出てすぐに、黄土店駅(S2線)の案内がありますので、迷うことはありません。徒歩で5分ぐらいの距離となります。
 
 
 

中国版新幹線「和諧 長城号」で万里の長城へ

黄土店駅(S2線)

右奥の建物が黄土店駅(S2線)となります。
 
 
 

11時6分発のS209号線の切符

切符は建物手前に自動販売機が手前にあり、建物を進んだところに有人の窓口があります。

今回訪れた際は、2台ある自動販売機がともに故障していましたので、有人窓口で購入。(自動販売機が故障していた際、とっても優しい中国人カップルが助けてくれました。)

11時6分発のS209号線の切符を購入しました。

なお、北京版Suicaである北京交通ICカード(一卡通)でも改札をとおることが可能です。その場合行きの電車賃差し引き五の残額が18元以上必要とのことです。
 
 
 

万里の長城までの運賃

他の方のブログなどでは万里の長城までの運賃は片道6元(約100円)とのことでしたが、なぜだか6元の切符以外に、1元の切符も購入が必要でした。
 
 
 

改札後の待合室

改札後の待合室。時刻表示はほぼ理解することができます。
 
 
 

和諧 長城号

こちらが、中国版新幹線と(日本人が勝手に)呼ばれている「和諧 長城号」。

鄙びた駅舎だったので、てっきり日本のローカル線のような電車かと思っていたので、そのギャップに驚きます。
 
 
 

内装はほぼ新幹線

若干簡易的な感じがしますが、内装はほぼ新幹線と変わりません。

冬場の閑散期でしたので乗客は少なかったですが、夏場などはすぐに満席になるようなので、時間に余裕をもって黄土店駅に着くことをお勧めします。
 
 
 

売店コーナー

売店コーナーがあり、水やスナックの販売があります。
 
 
 

車内販売

日本の新幹線と同様、車内販売が定期的にまわってきます。
 
 
 

八達嶺駅に到着

約1時間ほどで目的地の八達嶺駅に到着です。
 
 
 

※本サイト「空港ラウンジ訪問記」は、個人の体験ブログです。利用時の情報及び個人の感想を掲載しています。最新の情報や状況と異なる場合がありますので、予めご了承ください。