【体験記】中国・深圳から香港国際空港へ 電車とバスを乗り継いで イミグレ(出入国)体験




イミグレ
今回は、中国・深圳から香港国際空港へ電車とバスで出入国した体験記です。(体験日:2017年10月)
 
 

1分で丸分かり ポイント3行まとめ!

  • 深圳⇔香港間にある幾つかのイミグレーションの内、今回はアクセスしやすい羅湖のイミグレにチャレンジ
  • 香港入国後は、料金が計約800円と安く、比較的時間が読みやすいルート(香港メトロの羅湖駅→止水駅+止水駅→香港国際空港までの空港バス)を利用
  • 公共交通機関の利用は、現金よりプリペイドカードが絶対オススメ。中国側では深圳通カード、香港側ではオクトパスカード(八達通)


 




深圳の街中からイミグレーションがある 羅湖駅(Lo Wu)へ


深圳の繁華街。ビルが立ち並ぶ大都会です。なお、特に大気汚染などは気にはなりませんでした。
 
 


ちなみにメイン通りの歩道には、中国で爆発的に増えたシェアリングの自転車が雑然と並んでいます。

大手事業者であるのモバイク(摩拝単車)と、オッフォ(ofo)の自転車もありました。

・30分1元(=約16円)という安さ
・スマホで事前に予約し自転車のQRコードを読み取ることで開錠され乗れる手軽さ
・どこでも乗り捨てできる利便性
が受けているようです。

(駐車問題などいろいろ課題はありますが)日本のシェアリング自転車よりよっぽど便利です。

 
 

深圳から香港への路線図
深圳の街でも交通の便が良い老街(Laojie)駅から、深圳地下鉄(深圳地铁/Shenzhen Metro)の1号線でイミグレーション(出入国管理)がある羅湖駅(Lo Wu)へ向かいます。
 
 




深圳地下鉄のチケットの買い方&乗り方ガイド

自動券売機
まずは駅の改札近くの自動券売機を探します。(写真は羅湖駅の自動券売機)
 
 

購入は簡単
文字が読めなくても(中国語と英語の切り替えができます)購入は簡単です。
 
 

鉄道路線
タッチパネルの地図から利用したい鉄道路線を選びタッチます。今回は1号線(緑)をタッチします。
 
 

現金で支払
すると1号線の各駅の表示がでますので、目的の駅(今回は羅湖駅)をタッチします。

そうして表示された料金を現金で支払います(老街駅→羅湖駅は2元=約32円)。 
※なお不便なことに、料金は1元硬貨か5元札のみしか利用できません。

 
 

切符

切符はこのようなコイン型(トークン)となります。

ちなみにSuicaやPASMOカードと同じく非接触型IC技術が採用されています。
 
 

深圳通カード
なお、深圳の地下鉄やバスを利用する方は、ぜひ中国版Suicaである深圳通カード(Shenzhen Tong card)の利用がオススメです。※自動券売機の現金での切符の購入が1元硬貨か5元札のみしか利用できず、読み取り精度もそれほど高くない為。

深圳通カードは写真のような自動販売機や有人の切符売り場で購入できます。ちなみにキティちゃんの深圳通カードは100元(=約1,600円)で購入できます。※内50元がチャージで残り50元がデポジット。

 
 

セキュリティチェック
切符購入後は改札通過前にセキュリティチェックを受ける必要があります。

空港のような荷物検査と金属検査を受けることになります。何もなければすぐに通過できます。
 
 

改札
改札は、手前のアラームのような表示の部分に、トークンか深圳通カードをかざせばOKです。
 
 

5分ほどで到着
老街駅→羅湖駅は5分ほどで到着します。
 
 




深圳地下鉄羅湖駅からイミグレーションへの行き方

終点羅湖駅
終点羅湖駅で降りて改札を抜けると「香港」の表記がある出口に向かいます。
 
 

エスカレーター
エスカレーターを上り、左前方に歩いていくと、
 
 

往香港
1分もたたない内に「往香港」の看板が見えてきます。この建物がイミグレーションになります。
 
 

深圳の街の様子
イミグレーションの建物から見た深圳の街の様子。建築中のビルもたくさんあります。

なお右側手前に見える商業ビルの中には、数百の個人経営の小売店がひしめいています。なぜかそこでは、様々な世界の有名ブランドの商品が価格交渉で激安で購入できたりします。
 
 




中国出国&香港入国

建物の2階
建物の2階にあるForeigners(外国人)の看板に従って進みます。
 
 

機械式の出国ゲート
なお写真のような似たような看板がありますが、こちらは指紋登録&いくつかの条件をクリアした人が使える機械式の出国ゲートとなります。

一般の日本人旅行客は、まず使わない(使えない)ので迷わないように注意が必要です。
 
 
出国審査エリア
出国審査エリア。左側の列が外国人用。右側の列が現地住民用となります。

この時は日曜日の9時ごろに並んだのですが、混雑は少なく10分ぐらいで審査を通過することができました。
 
 

出国審査カード
出国審査エリアの手前には出国審査カードを書くスペースがあるので、並びながら記入するのも時間短縮につながります。
 
 

出国審査の後
この中国側の出国審査の後は、中国側税関審査→香港側入国審査→香港側税関審査と続きます。
 
 

出入国手続き
なお、この出入国手続きは全て同じ建物で行われます。島国の日本人の感覚としては少し不思議な感じがします。
税関審査も申告するものが無ければ、申告無しの通路を進むだけですので迷うこともないかと思います。

今回は中国出国から香港入国まで、45分程度で通過ができました。ただ混雑する可能性も高いので最低でも1時間を見ておいた方が無難です。
 
 




香港MTR羅湖駅の乗り方ガイド


香港側税関審査を終えると、すぐに香港地下鉄MTRの羅湖駅の乗り場になります。(国境をはさんで中国側と香港側に、同じ名称の羅湖駅(運営は別々)があります。)

ここからは香港なので、MTRを利用するには、香港の通貨で切符を自動券売機で購入するか、香港版Suicaであるオクトパスカード(八達通)を利用します。

オクトパスカードは香港空港のロビーでも販売しておりチャージ式なので、香港旅行の際にはぜひ購入したいところです。

 
 

1番線乗り場
香港MTR羅湖駅から上水駅に向かう為に、1番線乗り場を進みます。

さすがに国境なので、周りの景色も緑が豊富です。
 
 

MTR
MTRの列車に乗り込みます。上水駅までは約7~8分、運賃は現金の場合、25HKD(約380円)、オクトパスカードの場合は24HKD(約360円)の道のりです。
 
 




香港MTR上水駅から空港バスで香港国際空港へ


羅湖駅から上水駅までは1駅とあっという間です。

このままMTRを乗り継ぎ香港国際空港に行くルートもありますが、羅湖駅→香港国際空港で最低でも84分、料金は980円程度かかります。

 
 

「A43」の乗り場
上水駅の駅前のバス乗り場案内。「A43」と「A43P」が空港直行バスとなります。
 
 

時刻表
「A43」の乗り場。スーツケースをもった人がほとんどなので、間違えることはないと思われます。
 
 

時刻表
時刻表もありますが、日本と違って定刻通りに来るケースは稀のようです。

その際は時刻表にあるQRコードを読み取れば、
 
 

バスの運行状況
このように各バスの運行状況がわかります。空港バスである「A43」は後7分後に到着です。
 
 

15分遅れでバスが到着
15分遅れでバスが到着です。
 
 

入口でバス料金
入口でバス料金を支払います。香港国際空港までは 30.9HKD(=約460円)となります。

今回はオクトパスカードをタッチして支払い完了です。なお現金の場合、例えば31HKDで支払うとお釣りはでないようです。
 
 

2階建て
バスは2階建てなので香港の景色、街並みが十分楽しめます。主に高速を走るのでシートベルト着用は欠かせません。
 
 

無料Wi-FiとUSB電源
車内は無料Wi-FiとUSB電源が設置されているので、とても快適。

途中2、3のバス停留所によりますが、約1時間で香港国際空港に到着です。
 
 
 

【関連リンク】


香港国際空港
【空港ラウンジ訪問記】香港国際空港(Hong Kong International Airport)

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